2012年6月7日木曜日

高ROE企業への投資は報われない?

http://fpkijima.com/kanenasi/99

・高ROEの企業は収益への株主からの期待値が高く、高PER、高PBRになりがち。そうすると、必然的に益回りは低くなる。

・高ROEの企業のビジネスはそれ自体魅力があるものであり、新規参入、激戦、価格競争、市場飽和、低成長化を早期に招きやすい。従って今高ROEということは、近い将来のROEの低下を招きやすい。そうなると、株主からの期待収益も減り、期待PERも低くなるため、株価は加速度的に下がる。

・逆に低ROEは事業自体に魅力が乏しいため、新規参入が少なく、激戦が起こりにくい。そのため、他のプレーヤーが事業の閉鎖やM&Aなどで業界から退出していくと、勝手に顧客数が上がり、価格も上げやすい。従って低ROEの事業で、しぶとく存続できるような企業は意外と大きなリターンを得られる可能性があるかも。

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