2011年12月14日水曜日

実質ROEは結局ROAに近似する。

先日、投資候補の選定基準として実質ROEを重視する旨書いたが、結局ROAはそれに近似するので、ROE、ROA双方を見ておけばよい。自己資本比率は50%以下のものを排除する足きり基準として機能させる。

実質ROEは15%で良いかと考えていたが、やはり最低20%を求めるべきであろう。

もちろん、ROE、ROAともにそんなに高くない値であっても、PER、PBRが非常に低い割安銘柄であれば、株価が適正水準に戻る過程で十分な利益を求めることができるであろうが、長期保有して、ビジネスそのものの利益を自らの利益としてとらえ、株価の上昇を見込んでいく投資スタイルの下ではこうした企業は長期保有しにくいため、投資対象から外すべきである。

結局、投資すべきは高ROEかつ高ROAの企業が割安になった場合のみである。

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